SP-1701 – CAN FD通信

2023.10.13

SP-1701 – CAN FD通信

アービトレーションフィールドのボーレート:1Mbps

データフィールドのボーレート:5Mbps

DLC:64byte

をCANバス負荷率 約100%の頻度で送出し、

それを開発中の基板(SP-1701)で受信してみました。

下記は、SP-1701に付属予定のパソコンアプリの画面です。

 

 

CANデータを取りこぼしなく受信し、Ethernetパケットに変換してパソコンに送出することができました。

SP-1701には、上記写真のパソコンアプリが付属します。

これを使用することで、CANデータのモニタリングが容易に行えます。

パソコンアプリは、SP-1701とイーサネットを介して接続し、

PLCも同様にイーサネット経由でハブを介して接続できます。

これにより、パソコンアプリでCANデータのモニタリングとPLC間のデータ送受信が同時に行えます。

 

CAN FDのボーレートが1M / 5Mbpsでバス使用率が100%の場合、

約180usごとにデータが発生します。

しかし、この高頻度のデータ送信がイーサネットパケットとしてPLCに到達すると、

通常のスキャンプログラムではデータが取りこぼされる可能性があります。

この問題に対処するため、スキャンプログラムではなく割り込みによる受信を用いたり

必要に応じてEthernetの送信を特定のIDに絞る機能など、

PLCがメインとなりCANを制御するための機能をSP-1701は提供しています。

 

弊社はCAN通信に関する多くの経験を持っており、

SP-1701を使用してPLCを介したCAN通信をスムーズに実現します。

何かご質問やご相談があれば、どうぞお気軽にお知らせください。

 

※SP-1701はCAN FDだけでなく従来のCANにも完全に対応しています。

 

 

S.K